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◆IPv6(IPv6アドレスの表記)

※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
 資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。



IPv6(IPv4・IPv6ヘッダフォーマット)     
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IPv6(IPv6アドレスの種類 その1)

◆IPv6(IPv6アドレスの表記)

 IPv6 アドレスは 128ビット(16 バイト)もあります。2進数で表記するとあまりにも長くなってしまうので、16進数で表記するようになっています。

 それでも32桁にもなります。この後、説明してゆきますが、IPv6アドレスは、できるだけ短く表現できるように、表記方法が工夫されています。それでも、IPv6 アドレスは長くなってしまいます。

 これは、人間が一目見て、記憶できる限界を超えています。この長いアドレスを管理するのも困難ですし、正確に入力することも難しい作業です。

 とは言っても、IPv6アドレスをそのままの16進数、32桁で扱うのは、とても大変なので、省略記法があるのは、せめてもの救いです。

◆IPv6表記

●16ビットごとに区切って16進数で書く。
●区切り文字は「:」(コロン)
●IPv6 アドレスの先頭部分をプレフィックスと呼び、長さを「/」の後に書く。
※「/128」(アドレス全体) は、明示的に指定する必要はないので、しばしば省略されます。

◆IPv6の分類

IPv6 アドレスは、先頭3 ビット(/3)によって大きく8つに分けられています。

 3ビットは、16進数と相性が悪く、理解しにくいので、16進数1桁の4 ビットの16個に分割した方が理解しやすいかもしれません。
2 進数 16 進数 用途
000 0 特殊なアドレス
1
001 2 経路集約型アドレス
3
010 4 未割り当て
5
011 6 未割り当て
7
100 8 未割り当て
9
101 a 未割り当て
b
110 c 未割り当て
d
111 e リンクローカル、サイトローカル、マルチキャスト
f


◆IPv6の省略記法

IPv6では、以下の省略表記が利用できます。

●各ブロックの先頭の連続する「0」は省略可能
●「0000」は「0」と表現する。
●連続する「0」のブロックは、1回に限り、「::」に置き換え可能

IPv6アドレスの表記方法は、次のようになります。

 2001:1000:0120:0000:0000:0000:1234:0000

              ↓  各ブロックの先頭の連続する「0」は省略可能
                  「0000」は「0」と表現する。

 2001:1000:120:0:0:0:1234:0

              ↓  連続する「0」のブロックは、1回に限り、「::」に置き換え可能

 2001:1000:120::1234:0

 省略できるのは1ヶ所だけです。

 2001:1000:120::1234:: × ← こうは書けない


次の「IPv6(IPv6アドレスの種類 その1)」では、IPv6アドレスの種類を簡単にまとめてみます。


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IPv6(IPv6アドレスの種類 その1)

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