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◆PPPoEを設定するコマンド(その2)
※動作確認は、YAMAHA RTX1000ルータで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、ファームウェアのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
◆PPPoEを設定するコマンド(その2)
ここでは、「PPPoEを設定するコマンド(その1)」に続き、PPPoEを設定するコマンドを紹介してゆきます。
◆Maximum Receive Unitオプション使用の設定
LCPのネゴシエーションで「Maximum Receive Unit」オプションを用いるか否かと、MRU の値を設定します。MRUは、1回に受信できる最大のデータのサイズのことで、PPPを使用する場合、LCPでMRUオプションを使ってパケットサイズのネゴシエーションが行われます。
# ppp lcp mru mru [length]
【設定値及び初期値】
●mru
設定値 :
初期値 : on
●length
設定値 : MRU の値 (1280..1792)
初期値 : 1792
◆インタフェースのMTUの設定
PPPにおけるMTUを指定します。この設定が適用されるのは、IPパケットだけで、他のプロトコルの場合には適用されず、デフォルトのままの1500のMTUとなります。
# ip pp mtu mtu
設定値 : MTU の値 (64..1500)
初期値 : 1500
◆全パケットの圧縮タイプの設定
PPPの圧縮方式を指定します。
# ppp ccp type type
【設定値及び初期値】
●type
設定値 :
設定値 |
説明 |
stac0 |
Stac LZSで圧縮する。 |
stac |
Stac LZSで圧縮する。 |
cstac |
Stac LZSで圧縮する。※接続相手がCiscoルータの場合 |
mppe-40 |
40bit MPPEで暗号化する |
mppe-128 |
128bit MPPEで暗号化する。 |
mppe-any |
40bit,128bit MPPEのいずれかで暗号化を行う。 |
none |
圧縮しない |
初期値 : stac
◆相手先の使用許可の設定
相手先を使用できる状態にします。工場出荷設定では、全ての相手先は、disable状態となっています。使用する場合は、必ずこのコマンドでenableにする必要があります。
# pp enable peer_num
【設定値及び初期値】
●peer_num
設定値 :
設定値 |
説明 |
番号 |
相手先情報番号 |
anonymous |
anonymous。インタフェース |
all |
すべての相手先情報番号 |
◆DNSサーバを通知してもらう相手先情報番号の設定
DNSサーバとして利用する相手先情報番号を指定します。この機能を使用する場合には、「dns server pp」コマンドで指定された相手先情報に、「ppp ipcp msext on」コマンドの設定が必要となります。
# dns server pp peer_num
【設定値及び初期値】
●peer_num
設定値 : DNS サーバーを通知してもらう相手先情報番号
◆プライベートアドレスに対する問い合わせを処理するか否かの設定
プライベートアドレスのDNSアドレス解決要求をDNSサーバに転送するかどうかを指定します。
# dns private address spoof spoof
【設定値及び初期値】
●spoof
設定値 :
設定値 |
説明 |
on |
処理する。 |
off |
処理しない。 |
初期値 : off
「PPPoEを設定するコマンド(その1)」 ← 前項 | 次項 → 「PPPoEの基本設定(その1)」
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