Ciscoルータのインタフェース
Ciscoルータは、さまざまなインタフェースを持っています。どのケーブルをどのインタフェースに接続するのか、把握して、必要なケーブルは揃えておきましょう!
ルータのコンポーネント
Ciscoルータには、ROM、RAM、NVRAM、Flashの4種類のメモリを内蔵しています。ルータを設定したり、管理する上で、これらのメモリの特徴を把握しておく必要があります。
ルータの起動直後
ルータの電源を入れるとまず、PCと同じよう、POSTが始まり、ハードウェアのチェックが行われます。問題がなければ、Cisco IOSのロードが始まります。
ルータの通常の起動プロセス
Ciscoルータの起動の仕組みを理解しておけば、ルータの起動障害時に役に立ちます。IOSを復旧する時やパスワードをリカバリーする時に役立ちます。
ルータの起動プロセス詳細
Ciscoルータの起動プロセスは、コンフィグレーションレジスタの値、「startup-config」内に「boot system」コマンドのあるなしで変わってきます。
RxBoot(0x2101)
コンフィグレーションレジスタの最後の4ビットが、「0001」の場合、つまり、ブートフィールドの値が「1」の場合、ROM内にあるMini IOSで起動します。
設定の保存時の注意(IOSが消去される)
copyコマンドを間違えて指定してしまったり、deleteコマンドで消してしまうのは、自己責任ですが、時になんで、IOSが消えてしまったんだろうと思うことがあります。
ヘルプ機能
IOSコマンドを全て覚えるのは大変です。Cisco IOSでは、ヘルプ機能が充実しています。コマンド入力を支援する機能を利用すれば、楽に設定することができます。
キープアライブを止める(no keepalive)
「no keepalive」コマンドを設定すると、強制的にインタフェースがUPするようになります。キープアライブを止めることで、強制的にインタフェースがUPします。
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Ciscoルータ・スイッチのコンソール接続
Ciscoルータ、スイッチの設定を行うには、PCとルータをコンソール接続して通信を確立する必要があります。コンソールケーブルを接続の方法を紹介!
Ciscoルータのモジュール
多くのCisco製ルータは、ネットワークモジュールをインストールして機能を拡張できます。ルータの背面にネジで取り付けれらた金属カバーがネットワークモジュールの取付け口です。
setupモード
ルータが工場出荷設定か、設定が空の初期状態の時(startup-configがない)、ルータを起動させるセットアップモードに突入します。
コンフィグレーションレジスタ
コンフィグレーションレジスタは、NVRAMに保存されるルータの起動に関わる大事な値です。値は16進数で表現し、値の先頭に「0x」を付けます。通常この値は、0x2102を使用。
ROMモニタ(0x2100)
コンフィグレーションレジスタの最後の4ビットが、「0000」の場合、つまり、ブートフィールドの値が「0」の場合、ROMモニタモードで起動します。
IOS起動(0x2102〜0x210F)
コンフィグレーションレジスタの最後の4ビットが、「0010〜1111」の場合、つまり、ブートフィールドの値が「0〜F」の場合は、「boot system」コマンドの指示に従います。
IOSモードの切り替え
Ciscoルータ、スイッチを設定するには、コマンドによる設定が、中心になってきます。IOSには、4つの入力階層があり、コマンドは適切な、階層で入力するようになっています。
コンフィグレーションレジスタを変更する
コンフィグレーションレジスタは、NVRAMに保存されるルータの起動に関わる大事な値です。この値は、主にトラブルシューティングを行う時に変更します。
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