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◆QoS・帯域制御(その1)

※動作確認は、YAMAHA RTX1100ルータで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、ファームウェアのバージョンで異なる場合があります。
 資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。



◆QoS・帯域制御(その1)

帯域制御とは、パケットの種類に応じて、それぞれに帯域を割り当てたり、制限を行う技術のことを指します。

 優先制御で説明したCQを使えば、パケットの重みに応じて帯域を割り当てることができます。例えば、出口インタフェースの帯域幅が、100Mbpsの場合、重みを70:20:10を割り当てた場合、それぞれに70Mbps、20Mbps、10Mbpsを割り当てることができます。


ただし、上図のように入力インタフェースと出力インタフェースの帯域幅が、同じ100Mbpsの場合です。

 入力インタフェースと出力インタフェースの帯域幅が同じ帯域幅の場合、問題はありませんが、下図のように入力インタフェースが100Mbpsで出口インタフェースが10Mbpsの場合、問題が生じてしまいます。


出口インタフェースの帯域幅が狭いので、出口で大渋滞を引き起こしてしまいます。

 この現象を回避するために、待ちキューごとにパケットが流れる量を制御する機能があります。この機能のことをポリシングといいます。

キューに溜まったパケットを送りだす量を制御して、設定した上限値より多い帯域幅を消費しないようにします。


 しかし、結局は、このポリシング機能で対応しても、出口インタフェースの帯域幅が狭いので、すぐにキューが一杯になり、溢れだしてしまいます。


 この問題点は、待ちキューにパケットが溜まる一方になってしまう点にあります。この状況を回避する方法については、次の「QoS・帯域制御(その2)」で説明してゆきます。

QoS・優先制御の仕組・PQ+WFQ」 ← 前項 | 次項 → 「QoS・帯域制御(その2)





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