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◆SLIP
※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
◆SLIP
SLIPは、「Serial Line Internet Protocol」の略で、略称「スリップ」とも呼ばれ、RS-232CやRS-422等のシリアル回線でIPを動作させるためのデータリンク層のプロトコルです。
1980年代初めに、アメリカの3Comが開発し、RFC1055として標準化されています。
SLIPは、一般的に、RS-232Cにおいて、使用されるプロトコルだと思われがちですが、電話回線などを通じて、インターネットなどのTCP/IPネットワークに接続するためにも使用されます。
しかし、SLIPでは、ネットワーク層のプロトコルにIPしか利用できません。AppleTalkやNetwareなどのプロトコルが利用できません。
また、SLIPは、多くの問題も抱えています。セキュリティが低いのも一つの問題点です。そこで、現在では、PPPが多く利用されています。
SLIPは、8bitデータを透過的に送信するポイントツーポイント接続に使用します。
END(0xc0)で始まり、その次に、実際のIPパケットデータと続き、END(0xc0)に終わります。それ以外の機能は何もありません。とてもシンプルな作りとなっています。
SLIPでは、データの一かたまりを示すのに区切りマークとして、「0xc0」を使用します。
データの中に、END(0xc0)が含まれると不都合です。
その場合、下のように2オクテットの特別な送信を行うことで対処します。
●END(0xc0) ・・・ ESC(0xdb) ESC_END(0xdc)
これでデータ中に、「0xc0」が現れないことになります。
しかし、ESC(0xdb)をデータとして送りたい場合に、不都合が起こります。
この場合には、下のように2オクテットの特別な送信を行うことで対処します。
●ESC(0xdb) ・・・ ESC(0xdb) ESC_ESC(0xdd)
このように、SLIPでは、IPフレームを単純にカプセル化を行っています。
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