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◆プロトコルが異機種間接続を可能にする
※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
◆プロトコルが異機種間接続を可能にする
「プロトコルとは」で説明したように、互いに通信を行うためには、プロトコル(約束事)をあわせておく必要があります。
今でこそ、TCP/IPは、インターネット、LANのスタンダードになっていますが、一昔前までは、各メーカごとに約束事が違い、OS、メーカーが違えば通信できないことがあったのです。
上の図を見て下さい。お互いに、プロトコル(約束事)が違うわけですから、このままでは、通信することができません。
人間のコミュニケーションも同じです。日本語を使う日本人と英語を使うアメリカ人は、そのままでは、うまくコミュニケーションがとれないのと同じです。うまく、コミュニケーションをとるには、どちらかが相手の言語に合わせてしゃべるか、通訳が必要になってきます。
それは、コンピュータの世界でも同じです。
●各OSが使用するプロトコル
・Windows(IBM互換機) ・・・ NetBEUI
・Macintosh ・・・ AppleTalk ※最終的にはTCP/IPを採用することになります。
・Netware ・・・ IPX/SPX ※最終的にはTCP/IPを採用することになります。
・UNIX ・・・ TCP/IP
※各OSの最新バージョンでは、TCP/IPが標準になっています。
これらのプロトコルは、それぞれの機種同士の通信が前提になってしまいます。
・Windows と Windows との接続
・Macintosh と Macintosh との接続
・Netware と Netware との接続
・UNIX と UNIX との接続
同じプロトコルを使用するコンピュータであれば、通信できますが、機種やOSの違えば通信できません。
ネットワークは、機種やOSの違いに関係なく、どんなコンピュータでもネットワークに参加できなければ、使い勝手が良くありません。
そこで、機種やOSの違いに関係なく、どんなコンピュータでもネットワークに参加させることができるプロトコル、そTCP/IPが注目されたのです。
TCP/IPの歴史は古く、1960年に、米国国防総省の研究機関であるDARPA(Defence Advanced Research Project
Agencyが、異機種間の通信を可能にするために定めたARPANET用の通信プロトコルです。
TCP/IPはあらゆる面でオープンであったため、TCP/IPは、インターネットのみならず、イーサーネットの標準プロトコルになっています。現在インターネットが広く普及した要因として、このTCP/IPの存在が挙げられます。
TCP/IPは機種依存しない仕組みを持つので世界標準になっています。
TCP/IPは、事実上、インターネット、イーサネットでスタンダードになっていますが、実際のネットワークは、少々複雑です。現在でもメーカ独自のプロトコルを使用しているコンピュータがネットワークに存在します。その際、相互接続を行うには、ゲートウェイが必要になってきます。
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