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◆ローカルループバックアドレス

※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
 資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。


◆ローカルループバックアドレス

 「予約されたIPアドレス」で説明しましたが、IPアドレスのところどころで、いくつかのIPアドレスが予約されています。その予約された特殊なIPアドレスの中で、ローカルループバックアドレスについて説明してゆきます。

 ローカルループバックアドレスは、「127.0.0.1」のことです。このアドレスは、自分自身を示す仮想的なIPアドレスです。「127.0.0.1〜127.255.255.254」の範囲内ならば、どのIPアドレスでも利用できます。
※ただし、「127.0.0.0」と「127.255.255.255」は、除外される。

 ローカルループバックアドレスは、「127.0.0.2」でも「127.0.0.3」でも、範囲内であれば何でもよいわけですが、一般的には「127.0.0.1」だけが利用されています。

 このローカルループバックアドレスは、ネットワーク端末で、TCP/IPが有効になっているかを確認したり、自分自身の上で動作しているサービスへ接続する場合に使用します。

また、このアドレスは、「lcalhost」という名前でも参照することができます。

 最近のOSでは、TCP/IPは、標準になっているので、インストールする必要は、なくなりました。Windows 9xでは、ユーザーがプロトコルをインストールする必要ありました。

 なので、基本的にTCP/IPが有効になっているかを確認する必要は、昔に比べるとなくなってきていますが、NICを交換したり、追加した場合などは、確認する必要があります。

ローカルループバックアドレスを簡単に体験してみるために、コマンドプロンプトを起動させます。

動作確認には、Windows Vistaを使用しています。

コマンドプロンプトを起動するするには、メニューから選択するか、直接「cmd」と打ち込んで起動させます。

 

それでは、

C:¥>ping 127.0.0.1

と入力してみます。

 

応答が帰ってきました。

続いて、「ping 127.0.0.2」と入力しても応答が帰ってくるか試してみます。

C:¥>ping 127.0.0.2

 

「ping localhost」と入力しても応答が帰ってくるか試してみます。

 

応答が帰ってきます。

「localhost」は、Windows Vistaでは、以下のファイルで定義されています。

C:¥Windows¥System32¥drivers¥etc¥hosts

●hostsファイルの中身
# Copyright (c) 1993-2006 Microsoft Corp.
#
# This is a sample HOSTS file used by Microsoft TCP/IP for Windows.
#
# This file contains the mappings of IP addresses to host names. Each
# entry should be kept on an individual line. The IP address should
# be placed in the first column followed by the corresponding host name.
# The IP address and the host name should be separated by at least one
# space.
#
# Additionally, comments (such as these) may be inserted on individual
# lines or following the machine name denoted by a '#' symbol.
#
# For example:
#
#      102.54.94.97     rhino.acme.com          # source server
#       38.25.63.10     x.acme.com              # x client host

127.0.0.1       localhost
::1             localhost

上の黄色の網掛けになっている部分が定義です。


自分自身のサービスが動作しているを確認する時にもローカルループバックアドレスを使用します。

 例えば、Webサーバとして動作しているのなら、ブラウザを起動して、URLに「http://localhost/」と入力して、サービスに接続して動作確認が行えます。

 

ブロードキャストアドレスの用途」 ← 前項 | 次項 → 「プライベートIPアドレス





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