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◆サービスを特定するポート番号
※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
◆サービスを特定するポート番号
「Outlook Express」や「Windows Mail」などの電子メールソフトウェアでは、ポート番号を入力する欄があります。
電子メールソフトウェアでは、POP3やSMTPなどのポート番号を指定する必要があります。
これらの番号は、インターネットサービスプロバイダに加入すると送られてくる設定情報に記載されています。
この番号は、何のために必要なのでしょうか?
通信では、様々なアプリケーションのデータがやり取りされています。例えば、メーラーとブラウザを同時に起動している場合、メールデータはメーラに渡され、ホームページの閲覧結果のデータは、ブラウザに渡されています。
メールがブラウザで表示され、ホームページの閲覧結果がメーラで表示されることもないはずです。
IPでの通信では、通信相手のコンピュータまでが特定できますが、コンピュータの間でやりとりする様々なサービスを識別する仕組みがありません。
それでは、どのようにして、受信したデータを識別して正しい宛先のアプリケーションに渡すことができたのでしょうか?
それは、ポート番号というサービスを識別するための番号を使っているからです。ポート番号は、「TCPの代表的なウェルノウンポート」や「UDPの代表的なウェルノウンポート」で、紹介しているように番号ごとにサービス(アプリケーション)が決まっています。
逆に、ポート番号がなければ、受信するアプリケーションデータをどのアプリケーションに渡してよいのかが分からないのです。
つまり、ユーザー側のクライアントソフトがサーバのサービスを受けようとする場合
●IPアドレス ・・・ 「どのコンピュータ」
●ポート番号 ・・・ 「どのサービス」
かが決まるようになっています。
これが、TCP/IPにおける通信の大原則となっています。
このように、ネットワークの仕組みの中で、サービスを識別するポート番号は、重要な役割をします。
次の「主要なプロトコルとポート番号」では、主要なプロトコルとポート番号を紹介します。
「TCPの制御(スライディングウィンドウ)」 ← 前項 | 次項 → 「主要なプロトコルとポート番号」
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