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◆基数変換
※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
◆基数変換
コンピュータを学ぶ上で、2進数を理解することは、とても重要です。それは、コンピュータは、ONとOFFでデータを記憶しているからです。記憶装置によって、ONとOFFを表現する方法は違います。例えば、5Vと0Vのように電圧で、あるいは、磁気の方向など、2つの異なる状態を作り出して、ONとOFFを表現しています。
ON ・・・ 1
OFF ・・・ 0
「ONを1」、「OFFを0」で表現するということは、2個の文字で数を表現することになります。つまり、コンピュータにとっては、10進数よりも2進数の方が扱いやすいため、コンピュータの内部では2進数を使っています。
ただし、人間にとって,2進数は扱いにくい表現になります。例えば、10進数の9を2進数で表すと1001になります。10進数で1桁で表現できたものが、2進数では4桁も必要になってしまいます。
このように2進数では、大きな数を表現すると桁数が非常に多くなってしまいます。また、この1と0の並びを覚えるのは大変です。そこで、8進数や16進数を使用して数値を表現する場合もあります。
●基数変換表
10進数 |
2進数 |
8進数 |
16進数 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
1 |
1 |
2 |
10 |
2 |
2 |
3 |
11 |
3 |
3 |
4 |
100 |
4 |
4 |
5 |
101 |
5 |
5 |
6 |
110 |
6 |
6 |
7 |
111 |
7 |
7 |
8 |
1000 |
10 |
8 |
9 |
1001 |
11 |
9 |
10 |
1010 |
12 |
A |
11 |
1011 |
13 |
B |
12 |
1100 |
14 |
C |
13 |
1101 |
15 |
D |
14 |
1110 |
16 |
E |
15 |
1111 |
17 |
F |
ところで、ネットワークの世界でも、2進数や8進数、16進数をつかって数値を表現します。ネットワーク機器は、コンピュータではないのになぜ?と疑問に思うかもしれません。
ネットワーク機器は、見た目はコンピュータに見えませんが、中身はコンピュータと変わりません。また、ネットワーク上のWebサーバなどの各種サーバもコンピュータであることに変わりありません。
ということで、ネットワークの世界においても、2進数や8進数、16進数を理解しておくことは、ネットワークを学習する上で重要になってきます。
IPアドレスは、10進数で表現しますが、サブネットの概念には2進数は欠かせませんし、UNIX、Linuxのファイルのアクセス権であるパーミッションを指定する際には8進数を使用します。
また、Cisco機器の動作を指定する際に設定するコンフィグレーションレジスタやMACアドレスは16進数で表現するようになっています。
ちなみにネットワークの世界では、小数をつかって数値を扱うことは、ほとんどありませんので、このサイトでは整数に限定して基数変換について解説してゆきます。
次の「基数変換(2進数から10進数)」では、2進数から10進数への基数変換について説明します。
次項 → 「2進数から10進数」
<ネットワーク資格の練習問題に挑戦> ●CCNA練習問題に挑戦!(650問)
●Network+練習問題に挑戦!(393問)
●テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験
◆Cisco実機で学ぶ(CCNAスイッチ編) |
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<関連コンテンツ> ●基数変換 ●2進数から10進数
●10進数から2進数
●10進数から8進数,10進数から16進数
●8進数から10進数,16進数から10進数
●2進数から8進数,2進数から16進数
●8進数から16進数,16進数から8進数
●サブネットマスクと2進数
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