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◆IPアドレス(基本 その2)
※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
◆IPアドレス(基本 その2)
前の「IPアドレス(基本 その1)」では、IPアドレスは、32ビットの番号で、10進数表記で表すことを説明しました。
このIPアドレスが、連番の単純な番号としての仕組みでしかなく、フラットなアドレス体系であった場合は、どうでしょうか?
「150.10.36.1」を東京のあるコンピュータ
「150.10.36.2」をニューヨークのあるコンピュータ
「150.10.36.3」をシドニーのあるコンピュータ
に割り振ったとします。
もしも、このようにIPアドレスを割り振ってしまうと、メールを1つ送るたびに世界中のコンピュータから該当するコンピュータを探し出さなくてはなりません。
また、このように無秩序にIPアドレスを割り振ってしまうと、同じネットワーク内にばらばらのIPアドレスが存在し、管理が大変になります。
私たちが生活している住所情報は、どのようなアドレッシングになっているか確認してみましょう。
「東京ディズニーランド」の住所は、
千葉県浦安市舞浜1-1
という住所です。
「東京ディズニーランド」は千葉県にあるのが分かります。
「東京ディズニーランド」に行くために、世界地図を広げて探さないで済みますよね!
日本地図を広げて、千葉県の中から探せばよいのです。
このように、アドレッシングは、地域を指すアドレス情報があったほうが断然、使い勝手がよいのです。
そこで、IPアドレスも、住所情報と同じく、階層的なアドレス構成になっています。
IPアドレスは、「ネットワークアドレス」と「ホストアドレス」から構成されます。
TCP/IPネットワークは、さまざまなネットワークが繋がっているネットワークの複合体です。
あるコンピュータへメールを送る場合のパケットの流れは、以下のようになります。
パケットを送り出す時、まずは、宛先のネットワークへめがけて送り出します。
宛先ネットワークに到着してから、宛先のコンピュータを探せばよいわけです。
このように、アドレスを階層構造にすることで、パケットを配送するのも効率よくなりますし、IPアドレスの管理も容易になります。
IPアドレスは、「ネットワークアドレス」と「ホストアドレス」から構成されるわけですから、ばらばらにIPアドレスを割り当てたのでは効率が悪くなってしまいます。
1つのネットワークに同じネットワークアドレスを持つIPアドレスを割り振ってゆくようになります。
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