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◆IPアドレス(基本 その1)
※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
◆IPアドレス(基本 その1)
IPアドレスには、IPv4とIPv6の2つのバージョンが存在します。ここでは、IPv4について説明してゆきます。
IPアドレスは、32ビットの数値として、ネットワークに参加する各端末に与えられるものです。
1ビットは、「0」もしくは、「1」のことです。
この「0」と「1」を32個つなぎ合わせたものがIPアドレスです。
あるIPアドレスをそのままで「0」と「1」で表現すると、「1」と「0」の文字列が続いてしまいます。
こんな感じです。
10010111011111110001101000001001
上の数字を見て何かを感じませんか?
この数字をぱっと見ただけで、覚えることができるでしょうか?
ちょっと無理ですよね。人間にとっては、この長い「0」と「1」の組み合わせを見ても、模様にしか見えませんよね!
コンピュータにとっては、扱いやすいかもしれませんが、人間にとっては、ちょっと扱いにくいですよね!
次のIPアドレスを見て下さい。
10010111011111110001101000001001
と
10010111011111110101101000001001
は、異なるアドレスですが、一瞬で見分けることができますか?
難しいですよね!
そこで、便宜上、8桁ごとに区切ります。8桁(8bit)ごとに区切ることをオクテット区切りと言います。区切りに「.」を入れて、区切りが分かるようにしています。そうすると4分割されます。
そして、区切られた8桁ごとの2進数を10進数に変えて表現するようになっています。
10010111.01111111.00011010.00001001
4分割された1区画をそれぞれ、10進数に変換してゆきます。
(10010111)2 = (151)10
(01111111)2 = (127)10
(00011010)2 = (26)10
(00001001)2 = (9)10
最終的に、この2進数で表されたIPアドレスを10進数で表すと以下のようになります。
151.127.26.9
この表現だと、随分、分かり易くなったはずです。
この変換を図で分かりやすくしたものが以下の図になります。
各値は、8ビットなので、最大255になります。つまり、オクテットで区切られた各部分は、最低で0、最大で255の値が入ることになります。
IPアドレスの最小値は、「0.0.0.0」で最大値は、「255.255.255.255」になります。
また、IPアドレスは、32ビットで構成されることから、
232 = 4,294,967,296
となり、約43億のIPアドレスがあることが分かります。
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