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◆URLフィルタ(その4)
※動作確認は、YAMAHA RTX1100ルータで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、ファームウェアのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
◆URLフィルタ(その4)
ここでは、URLフィルタの別の設定例を紹介してゆきます。
インターネットに接続するルータは、NATやらファイアウォールやらと処理することがたくさんあります。ルータの性能には、上限があり、例えば、NATのコネクションの上限数が、4,096、ファイアウォールのコネクション上限数が、4,096などの制限があります。
Webアクセスの利用状況によっては、性能の上限に達してしまいWebアクセスのレスポンスが急激に悪くなることもあります。
ルータの負荷が大きくなる通信の一つに動画サイトの閲覧があります。動画の閲覧には非常に多くのコネクションが必要になるため、多くのユーザが同時に動画サイトを閲覧するとルータの負荷が高くなり、Webアクセスのレスポンスが急激に悪くなることもあります。
動画サイトへの閲覧を制限することで、Webアクセスのレスポンスが改善される場合があります。
それでは、「URLフィルタ(その3)」で行った設定に変更を加えてゆきます。
ネットワークの構成は、下図の通りです。
まず、既に作成済みのURLフィルタを削除します。
# no url filter 1 pass www.yahoo.co.jp
# no url filter 2 reject yahoo
# no url filter 3 pass *
# no url lan1 filter in 2 1 3
動画サイトのURLフィルタを作成します。
URLに「.video」「video.」を含む動画サイトのフィルタは、下のように定義します。
※「.video」「video.」の文字列が含まれるサイトの皆様、すみません。悪意はありません。
# url filter 1 reject .video *
# url filter 2 reject video. *
# url filter 3 pass *
# url lan1 filter in 1 2 3
URLに「.video」「video.」が含まれるサイトにアクセスします。アクセスできないはずです。
◆URLフィルタの限界
URLフィルタは、URLに含まれる文字列と合致するかどうかのチェックであるため、IPアドレスを指定してWebサイトへアクセスされると閲覧できてしまいます。
しかし、IPアドレスによるアクセスは、DNSにより名前解決を事前に行ってIPアドレスを調べておく必要があります。また、毎回、IPアドレスを指定してアクセスするのは、煩わしい作業です。
そのため、URLフィルタは、ある程度の効果はあります。
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