 |
|  |
◆QoS設定例・特定のホストを優先する(その2)
※動作確認は、YAMAHA RTX1100ルータで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、ファームウェアのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
◆QoS設定例・特定のホストを優先する(その2)
「QoS設定例・特定のホストを優先する(その1)」の続きです。ここでは、R2ルータの設定を行ってゆきます。
◆R2ルータの設定
まずは、R2ルータの基本設定を行います。
ネットワーク構成図は、下図のとおりです。
# console prompt R2
R2# ip lan1 address 192.168.3.1/24
R2# ip lan2 address 192.168.2.2/24
R2# ip route default gateway 192.168.2.1
●優先制御の設定
キュータイプを指定します。lan2に優先制御を指定します。
R2# queue lan2 type priority
宛先がPC1(192.168.1.2)のパケットをクラス4とするフィルタを定義します。クラス4は、最高優先度で、下位クラスより優先的にパケットが処理されます。
優先制御は、インタフェースから送出されるパケットに対してのみ優先されることとなるため、双方のルータに対して優先制御の設定を行います。
R2に優先制御を行わない場合、PC1から送信される戻りのパケットがR2で遅延する可能性が出てきます。
フィルタにマッチしないパケットは、全てデフォルトのクラス2として扱われます。
R2# queue class filter 1 4 ip * 192.168.1.2 * * *
lan2インタフェースに、フィルタを適用します。
R2# queue lan2 class filter list 1
設定を保存します。
R2# save
これで、ホストベースの優先制御の設定は終わりです。
実際に、優先制御が行われているかどうかを検証したいところですが、相当に負荷をかけなければ、検証することはできません。
パケットジェネレータを使用して大量にパケットを生成したり、pingコマンドで、オプションを指定してサイズを大きくしたり、送信間隔を短くし送信回数を増やしても、少々のことでは負荷をかけることができません。
という訳で、優先制御の検証は、省略します。
「QoS設定例・特定のホストを優先する(その1)」 ← 前項 | 次項 → 「QoS設定例・特定のポートを優先する」
<ネットワーク資格の練習問題に挑戦> ●CCNA練習問題に挑戦!(650問)
●Network+練習問題に挑戦!(393問)
●テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験
◆Cisco実機で学ぶ(CCNAスイッチ編) |
 |
|
<関連メニュー>
●CCNA実機で学ぶ
●CCNP実機で学ぶ
●CCENT(ICND1)実機で学ぶ
●ICND2実機で学ぶ
●SDMで設定する(Cisco実機で学ぶ)
●CCENT・CCNA無線実機で学ぶ
●アライドテレシス実機で学ぶ
●YAMAHAルータ実機で学ぶ
●TCP/IP入門・無料ネットワークツール
●PLCでホームネットワーク構築
|
|
 |