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◆動的フィルタリングの適用
※動作確認は、YAMAHA RTX1000ルータで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、ファームウェアのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
◆動的フィルタリングの適用
動的フィルタを適用するには「ip interface secure filter」コマンドで、動的フィルタ番号を指定します。
コマンドの詳細は下記の通りです。
# ip interface secure filter direction [filter_list...] [dynamic filter_list...]
【設定値及び初期値】
●interface
設定値 : LAN インタフェース名、WAN インタフェース名、LOOPBACK インタフェース名、NULL インタフェース名、ブリッジインタフェース名
●direction
設定値 :
設定値 |
説明 |
in |
受信したパケットのフィルタリング |
out |
送信するパケットのフィルタリング |
●filter_list
設定値 : 空白で区切られたフィルタ番号の並び
●set_name
設定値 : フィルタセットの名前を表す文字列
●dynamic
設定値 : キーワード後に動的フィルタの番号を記述する。
※dyanamicキーワードに関して細かな説明がマニュアルに記述されていない。(このコンテンツを作成時点)
【説明】
ip filterコマンドによるパケットのフィルタを組み合わせて、適用する動的フィルタ番号で指定します。指定した番号のフィルタが順番に適用され、パケットに一致するフィルタが見つかれば、そのフィルタにより通過/廃棄を決定し、それ以降のフィルタは調べられません。全てのフィルタに一致しないパケットは廃棄されます。
例えば、以下のように設定します。
# ip filter dynamic 1 * * ftp
# ip lan1 secure filter out dynamic 1
動的フィルタをLAN1インタフェースに適用します。「out」は、ドアがインタフェースの外側に向かって開くことを指定します。ドアを内向きに開く場合には「in」を指定します。
静的フィルタと動的フィルタの両方を適用する場合は、以下のように指定します。
# ip lan1 secure filter in 1 dynamic 2
複数の静的フィルタと複数の動的フィルタを同時に適用することもできます。
静的フィルタ「1〜3」と動的フィルタ「4〜6」を適用するには、以下のように指定します。
# ip lan1 secure filter in 1 2 3 dynamic 4 5 6
動的フィルタのみを指定することもできますが、注意が必要です。動的フィルタは、通過するパケットを許可するフィルタとなるため、パケットの通過を遮断する静的フィルタを定義しない場合は、パケットが全く破棄されないことになります。
「動的フィルタを定義するコマンド」 ← 前項 | 次項 → 「動的フィルタリングの定義方法(その1)」
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