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◆DHCPの仕組み詳細(その7)
※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
◆DHCPの仕組み詳細(その7)
ここでは、DHCPのメッセージフォーマットを説明してゆきます。DHCPは、BOOTP(Bootstrap)の上位互換であるため、メッセージの構造は、ほとんど変わっていません。
まず、BOOTPのメッセージフォーマットを説明します。
◆BOOTPのメッセージフォーマット
BOOTP、DHCPのメッセージは、ほとんど同じ形式の構造を使用しています。最終フィールドのみ異なります。BOOTPの場合、この省略可能なフィールドを「ベンダ固有領域」と呼び64バイトに制限しています。
DHCPの場合、この領域は、可変長で「オプション」と呼び、DHCPオプション情報を伝達できるようにしています。
下の図は、BOOTPのメッセージフォーマットです。
0 |
15 |
16 |
31 |
OP
(8ビット) |
ハードタイプ
(8ビット) |
ハードウェア長
(8ビット) |
ホップ数
(8ビット) |
トランザクションID
(32ビット) |
経過秒数
(16ビット) |
フラグ
(16ビット) |
CIADDR(クライアントのIPアドレス)
(32ビット) |
SIADDR(サーバのIPアドレス)
(32ビット) |
GIADDR(クライアントのIPアドレス)
(32ビット) |
CHADDR(クライアントのMACアドレス)
(16バイト) |
SNAME(サーバ名)
(64バイト) |
ファイル名
(128バイト) |
ベンダ固有領域
(64バイト) |
|
←―― |
32ビット |
――→ |
◆DHCPのメッセージフォーマット
DHCPはBOOTPの拡張で、メッセージフォーマット等は、ほぼそのままです。
下の図は、DHCPのメッセージフォーマットです。
0 |
15 |
16 |
31 |
OP
(8ビット) |
ハードタイプ
(8ビット) |
ハードウェア長
(8ビット) |
ホップ数
(8ビット) |
トランザクションID
(32ビット) |
経過秒数
(16ビット) |
フラグ
(16ビット) |
CIADDR(クライアントのIPアドレス)
(32ビット) |
SIADDR(サーバのIPアドレス)
(32ビット) |
GIADDR(クライアントのIPアドレス)
(32ビット) |
CHADDR(クライアントのMACアドレス)
(16バイト) |
SNAME(サーバ名)
(64バイト) |
ファイル名
(128バイト) |
オプション
(可変長) |
|
←―― |
32ビット |
――→ |
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