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◆DHCPサーバの構築(Server2003)
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サーバは、手軽に設定できるという点から、「Windows Server 2003」がお勧めです。もちろん、「Windows 2000 Server」やLinuxで構築してもかまいません。
ちなみに、お金をかけたくない場合、
Microsoftのサイトから、Windows Server 2003 R2 の評価版を入手することができます。
Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition 180 日限定評価版は、CD価格 :1,260 円
(ダウンロードは無償です)
評価版も正規版とほとんど同じです。ネットワークの学習に利用するのであれば、十分です。
ダウンロードは、下のリンク先から。
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/evaluation/trial/default.mspx
●DHCPサーバを構築(Windows Server 2003)
コントロールパネルから、「Windowsコンポーネントの追加と削除」をクリックします。
「Widowsコンポーネントウィザード」が起動します。
「ネットワークサービス」を選択して、「詳細」ボタンをクリックします。
「動的ホスト構成プロトコル(DHCP)」を選択して「OK」ボタンをクリックします。
次へを押して、インストールを開始します。
インストールが完了すると「コンピュータの管理」でDHCPサーバの設定が行えるようになります。
●スコープの設定
利用するネットワークの環境に合わせて、リースするIPアドレスを定義します。複数のセグメントに対してIPアドレスの払い出しを行うには、セグメントの数だけスコープを作成する必要があります。
例えば、下の表のように定義する手順を説明してゆきます。
設定パラメータ |
スコープ1 |
スコープ2 |
スコープ3 |
デフォルトゲートウェイ |
192.168.1.254 |
192.168.2.254 |
192.168.3.254 |
プライマリーDNSサーバ |
192.168.1.254 |
192.168.1.254 |
192.168.1.254 |
サブネットマスク |
255.255.255.0 |
255.255.255.0 |
255.255.255.0 |
リース時間 |
7,200 |
7,200 |
7,200 |
リースの範囲 |
192.168.1.100
〜
192.168.1.200 |
192.168.2.100
〜
192.168.2.200 |
192.168.3.100
〜
192.168.3.200 |
プールを作成する際は、プールの範囲が各種サーバやルータなどのネットワークデバイスに割り振ったIPアドレスと重複しないように注意して下さい。プール範囲と重なるようであれば、リースの除外の設定を設定します。
リースの除外は、ウィザードの中でも設定できますし、スコープの設定した後でも作成したスコープのアドレスプールで設定できます。ちなみに「除外の追加」は、下図のとおりです。
それでは、早速スコープを作成してゆきましょう。
「DHCP」を右クリックして新しいスコープを作成します。
後は、ウィザードに任せて設定してゆきましょう。
DNSやルーター(デフォルトゲートウェイ)の設定もスコープごとに設定できますが、これらのオプションは、ほとんどの場合、どのスコープでも共通のオプションになります。
共通のパラメータは、「サーバオプション」設定すると楽です。
「サーバオプション」は、共通オプションを割り当てます。 全てのスコープがここに設定したオプションを継承します。ただし、スコープで設定したオプションについては、スコープで設定したオプションが有効になります。
スコープの設定が全て完了したら、スコープの状態が「アクティブ」になっているか確認しておきましょう。
DHCPのオプションは、非常に多く、DHCP機能を持ったルータやL3SWなどに設定するのは、少々面倒なのですが、「Windows Server
2003」を使えば、上のように簡単にGUIで設定できます。
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