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◆家庭で無線LANを構築する
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◆家庭で無線LANを構築する

家庭でネットワークを構築する方法には、

●有線だけで構築する方法
●無線だけで構築する方法 ※WAN接続部分は有線
●有線と無線で構築する方法
屋内電源配線を使って構築する方法(電力線搬送通信(PLC)で構築する方法)

があります。

 インターネットに接続する機器を置く場所が1箇所に集中している場合や、比較的狭いエリアだけネットワーク接続すればよいケースであれば、『有線だけで構築する方法』、『無線だけで構築する方法』で十分です。

 しかし、マンション・一軒家で、建物中のどの部屋からでも、たとえ1階だろうが、2階であろうが関係なく家中でインターネット接続できるようにネットワークを構築しようと思うと、『有線で構築する方法』、『無線だけで構築する方法』では、今後のネットワークの拡張時に柔軟性がありません。

 テレビもデジタルテレビ放送の双方向サービスの視聴者参加型の番組を楽しむためには、インターネットに接続しなければなりませんし、家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機だってインターネットに接続した方が、より楽しく遊べるようになっています。

 そういった意味でも、有線で接続するタイプの機器、無線で接続するタイプの機器をどの部屋に配置してもインターネットに接続できるLAN環境を家庭内に構築しておいた方が、後々、ネットワーク端末が家庭内に増えた場合に対処がし易いです。

 Nintendo DS(ニンテンドーDS)やPSPなどの携帯ゲーム機も家の何処にいてもネットワークプレイができた方が楽しいと思いませんか?

家庭内無線ネットワーク

それぞれの特徴をまとめてみると以下のような感じです。

構築方法 メリット デメリット
有線だけで構築 コスト安 ・部屋(フロア)をまたがる配線が困難
・無線接続機能しか持っていない端末を接続できない。
無線だけで構築 コスト高 ・有線機器にくらべると無線機器は高価
・無線機能を持っていない端末は、別途無線機能を持たせるための装置を取り付ける必要がある。

 有線で構築するとなると、部屋から部屋への配線がとても大変です。壁に穴を開けたり、天井に穴を開けて天井伝えで配線しなければなりません。その際、天井まで配線したケーブルがむき出しになって見た目が悪くなります。そこで、モールでケーブルを隠すなどの対処が必要になってきます。

下の図は、壁の配線をモールで目隠ししている写真です。

壁の配線

 管理人の家の場合、FTTHなので、光ファイバの引き込み部分だけ、壁に穴を開けています。穴を開けてるといっても、エアコンの室外機用の穴に通しているのでLAN工事で空けた穴は0個です。

 有線接続の場合、部屋から部屋へを配線は、基本的に壁に穴を開けて隣の部屋に配線するか、天井裏を通すようになるので家中をLAN配線するとなると大変だけなら、まだ、ましですが、見た目が悪くなってしまいます。

そこで、オススメするのは、コストパフォーマンスに優れる『有線と無線で構築する方法』です。

 もし、電波状態の悪い、コンクリートマンションなどでは、「屋内電源配線を使って構築する方法」もよいかもしれません。

 部屋から部屋、フロア間の接続を無線にすれば、配線周りがすっきりします。また、全ての端末(PC・家電・ゲーム機)が無線LAN機能を持っているわけではありません。端末によって、有線接続タイプなのか、無線接続タイプなのかまちまちです。

 無線と有線を組み合わせて構築すると後々、追加端末が増えた際に柔軟性があると言う意味で『有線と無線で構築する方法』をオススメします。

イメージ的には、下の図のようになります

家庭内無線ネットワーク

 無線LANネットワークを構築すると言っても、ADSL回線なら、電話線の引き込み口あたり、FTTH回線であれば、光ファイバケーブルの引き込み口辺りに、無線ブロードバンドルータを設置するだけです。

 最近は、無線ブロードバンドルータの性能がよくなっており、高出力で電波を出力する製品もあります。1台設置するだけで十分に家中の無線端末からの接続をカバーできます。

無線ブロードバンドルータの設置』については、次のコンテンツで紹介します。

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