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◆Proxy ARP(その2)
※動作確認は、Cisco2500、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
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◆Proxy ARP(その2)
「Proxy ARP(その1)」では、Proxy ARPの概要について説明しました。ここでは、CiscoルータにProxy ARPの設定を行ってゆきます。
下図のネットワーク構成を使用します。ネットワークアドレスが包含関係にある構成です。
それでは、Router_Aを設定してゆきます。
ただし、Proxy ARP機能は無効にしておきます。コンピュータAからコンピュータBにPingが行えないことを確認した後に、再度、Proxy ARP機能を有効化します。
◆Router_Aの設定
Router(config)#hostname Router_A
Router_A(config)#int f0
Router_A(config-if)#ip address 172.16.1.254 255.255.255.0
Router_A(config-if)#no ip proxy-arp
Router_A(config-if)#no shutdown
Router_A(config-if)#exit
Router_A(config)#int e0
Router_A(config-if)#ip address 172.16.2.254 255.255.255.0
Router_A(config-if)#no ip proxy-arp
Router_A(config-if)#no shutdown
Proxy ARP機能を無効にするには、F0、E0インタフェースで共に「no ip proxy-arp」コマンドを入力しておきます。
●Proxy ARPを無効にするには
インターフェース設定モードで「no ip proxy-arp」コマンドを入力する。
Router(config-if)#no ip proxy-arp
◆コンピュータA・コンピュータBの設定
●コンピュータAの設定
IPアドレス: 172.16.1.1
サブネットマスク: 255.255.0.0
※サブネットマスクは、わざと間違えて設定します。
デフォルトゲートウェイ: 割り当てません。
●コンピュータBの設定
IPアドレス: 172.16.2.1
サブネットマスク: 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ: 172.16.2.254
これで、設定は完了です。
次の「Proxy ARP(その3)」では、コンピュータA、コンピュータB、ルータのMACアドレスを確認し、コンピュータAからコンピュータBにPingを行ってみます。
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<関連コンテンツ>
・ARPとは
・ARPの仕組み
・ARP要求・ARP応答(その1)
・ARP要求・ARP応答(その2)
・ARP要求・ARP応答の中身
・ARPテーブルの確認 その1
・ARPテーブルの確認 その2(show arp)
・ARPキャッシュがクリアされる理由
・ルータを超える機器とのARP
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・Proxy ARP(その1)
・Proxy ARP(その2)
・Proxy ARP(その3)
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