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◆IOSモードの切り替え
※動作確認は、Cisco2500、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
◆IOSモードの切り替え
Ciscoルータ、スイッチを設定するには、コマンドによる設定が、中心になってきます。
IOSには、4つの入力階層があり、コマンドは適切な、階層で入力しなければ、コマンドを受け付けないようになっています。
●ユーザモード
ルータを起動して、ログインすると、まずユーザモードに入ります。
プロンプトは、
Router>
と表示されます。 |
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このモードでは、主にルータのステータスを表示することができます。しかし、確認できる内容には、制限があり、ルータの全てのステータスを確認することはできません。
●特権モード
特権モードでは、ルータのステータスを確認することができます。ユーザモードと違って制限は、ありません。また、ファイルをコピーしたり、ネットワーク診断用のコマンドが、実行できます。主に使うコマンドは、以下のコマンドになると思います。このモードから下の階層は、管理者がアクセスするモードになります。
・show
・copy
・telnet
・ping
・traceroute
プロンプトは、
Router#
と表示されます。
●グローバル設定モード
このモードでは、ルータ全体に関わる設定を行います。ホスト名、パスワードなどを主に設定します。
プロンプトは、
Router(config)#
と表示されます。
●その他の設定モード
特定のプロトコルやインタフェースの設定を行います。インタフェースの詳細設定を行う「インターフェース設定モード」や、ルーティングの詳細設定を行う「ルータ設定モード」、ラインの設定を行う「ライン設定モード」などがあります。
◆モードの遷移
上で紹介したモードへ遷移するには、下の図に示されているコマンドを入力することで、モードを切り替えることができます。
●各モードへのコマンド
●ユーザモード → 特権モード |
●特権モード → ユーザモード |
Router>enable
Router# |
Router#disable
Router> |
●特権モード → グローバル設定モード |
●グローバル設定モード → 特権モード |
Router#configure terminal
Router(config)# |
Router(config)#exit
Router# |
●グローバル設定モード → ルータ設定モード |
●ルータ設定モード → グローバル設定モード |
Router(config)#router rip
Router(config-router)# |
Router(config-router)#exit
Router(config)# |
「Ctrl + Z」を押すことで、いつでも、特権モードに戻れます。
●ルータ設定モード → 特権モード |
●グローバル設定モード → ユーザモード |
Router(config-router)#^Z
Router# |
Router(config)#^Z
Router# |
●ログアウト
ルータから、ログアウトするには、「ユーザモード」「特権モード」で以下のコマンドを入力します。
・exit
・quit
・logout
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