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◆マルチホーミングの設定例1(その1)

※動作確認は、YAMAHA RTX1100ルータで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、ファームウェアのバージョンで異なる場合があります。
 資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。



◆マルチホーミングの設定例1(その1)

 複数のプロバイダに同時接続し、インターネットへの通信を負荷分散させます。片側の回線がダウンした場合の経路切り替えと回線の速度に応じた負荷の配分を行います。

ここでは、以下の配分で負荷分散を行います。

回線1:回線2 = 2:1

ネットワーク構成は、下図の通りです。



◆基本設定

回線1、回線2のPPPoEの設定を行います。

# console prompt R1
R1# ip lan1 address 192.168.1.1/24


◆回線1、回線2の設定

R1# pp select 1
R1pp1# description pp "/* 回線#1 */"
R1pp1# pp always-on on
R1pp1# pppoe use lan2
R1pp1# pppoe auto disconnect off
R1pp1# pp auth accept pap chap
R1pp1# pp auth myname (回線# 1PPPoE接続ID) (回線#1 PPPoE接続パスワード)
R1pp1# ppp lcp mru on 1454
R1pp1# ppp ipcp ipaddress on
R1pp1# ppp ipcp msext on
R1pp1# ppp ccp type none
R1pp1# ip pp mtu 1454
R1pp1# ip pp nat descriptor 1
R1pp1# pp enable 1
R1pp1# pp select none

R1# pp select 2
R1pp2# description pp "/* 回線#2 */"
R1pp2# pp always-on on
R1pp2# pppoe use lan3
R1pp2# pppoe auto disconnect off
R1pp2# pp auth accept pap chap
R1pp2# pp auth myname (回線#2 PPPoE接続ID) (回線#2 PPPoE接続パスワード)
R1pp2# ppp lcp mru on 1454
R1pp2# ppp ipcp ipaddress on
R1pp2# ppp ipcp msext on
R1pp2# ppp ccp type none
R1pp2# ip pp mtu 1454
R1pp2# ip pp nat descriptor 2
R1pp2# pp enable 2
R1pp2# pp select none


◆NATの設定

NATの設定を行います。

R1# nat descriptor type 1 masquerade
R1# nat descriptor address outer 1 ipcp
R1# nat descriptor address inner 1 auto
R1# nat descriptor masquerade incoming 1 discard
R1# nat descriptor type 2 masquerade
R1# nat descriptor address outer 2 ipcp
R1# nat descriptor address inner 2 auto
R1# nat descriptor masquerade incoming 2 discard


◆DNSの設定

R1# dns service recursive

 restrictを指定して、指定した相手先がアップしているかどうかがサーバの選択条件に追加します。相手先がアップしていないとサーバが選択されないようにします。

「.」を指定するとすべてのドメイン名にマッチします。

 通常は、PP1側のDNSを使用し、PP1側のDNSがダウンした場合は、PP2側のDNSが使用するように定義します。

R1# dns server select 1 pp 1 any . restrict pp 1
R1# dns server select 2 pp 2 any . restrict pp 2

プライベートアドレスに対する問い合わせを処理しないように定義します。

R1# dns private address spoof on


◆マルチホーミングの設定

静的経路情報を定義して、マルチホーミングを設定します。

以下の配分で負荷分散を行います。負荷の配分は、weightキーワードで指定します。

回線1:回線2 = 2:1

hideキーワードを指定します。

 hideキーワードは、指定されているゲートウェイは、回線が接続している場合のみ有効で、回線が接続していない場合には評価されません。

 回線1がダウンした場合、回線2だけ利用し、回線2がダウンした場合は、回線1だけが利用されるように設定します。

R1# ip route default gateway pp 1 weight 2 hide gateway pp 2 weight 1 hide

マルチホーミングの設定の検証は、次の「マルチホーミングの設定例1(その2)」で行います。

マルチホーミングを設定するコマンド(その2)」 ← 前項 | 次項 → 「マルチホーミングの設定例1(その2)





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