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◆ARPテーブル その2

※ネットワークの学習は、TCP/IPを学ぶことから始めることをオススメします。TCP/IPは、今日のLANやインターネットを支えている重要な技術になっています。ここでは、これからネットワークを学ぼうとする方に必要なネットワークの用語やテクノロジーの紹介、そして、TCP/IPプロトコルの基礎知識を中心に説明してゆきます。
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◆ARPテーブル その2

 ARPテーブルは、定期的にリフレッシュされるので、しばらく通信がない場合は、ARPテーブル上からエントリーが削除されるようになっています。

ここでは、なぜ、このような仕組みになっているのかを説明してゆきます。

 例えば、下のネットワーク構成を見て下さい。このネットワークは、DHCPサーバによって各コンピュータにIPアドレスを割り当てています。


コンピュータAは、各コンピュータとの次のARPテーブルを持っています。

IPアドレス MACアドレス
192.168.1.2 00:17:42:5B:33:02
192.168.1.3 00:17:42:5B:33:03
192.168.1.4 00:17:42:5B:33:04
192.168.1.5 00:17:42:5B:33:05
192.168.1.10 00:17:42:5B:33:0A

一度学習したARPテーブルが、もしも更新されないとしたらどうでしょうか?

例えば、コンピュータDとコンピュータEが再起動して、新しいIPアドレスが割り当てられました。


その結果、

コンピュータDのIPアドレスが、「192.168.1.4」から、「192.168.1.5」に
コンピュータEのIPアドレスが、「192.168.1.5」から、「192.168.1.4」に

変わった場合を考えてみます。

 ARPテーブルが更新されない場合、IPアドレスとMACアドレスの組み合わせにに矛盾が生じてきます。つまり、整合性が保てなくなるのです。

 コンピュータAは、コンピュータDとコンピュータEとの通信で、正しいIPアドレスとMACアドレスの組み合わせを指定して、通信することができないので、通信が失敗してしまいます。

ARPテーブルは、下のように変更されなければ、なりません。

IPアドレス MACアドレス
192.168.1.2 00:17:42:5B:33:02
192.168.1.3 00:17:42:5B:33:03
192.168.1.4 00:17:42:5B:33:05
192.168.1.5 00:17:42:5B:33:04
192.168.1.10 00:17:42:5B:33:0A

 その為に、ARPテーブルは、定期的にリフレッシュ(テーブル上からクリア)されることで、整合性を保つようにしているのです。

 次の「ルータを超える場合のARP その1」では、ルータを超える位置に存在する端末との通信におけるARPの動作について説明してゆきます。

ARPテーブル その1」 ← 前項 | 次項 → 「ルータを超える場合のARP その1

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