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◆MACアドレス(ブロードキャストアドレス)

※ネットワークの学習は、TCP/IPを学ぶことから始めることをオススメします。TCP/IPは、今日のLANやインターネットを支えている重要な技術になっています。ここでは、これからネットワークを学ぼうとする方に必要なネットワークの用語やテクノロジーの紹介、そして、TCP/IPプロトコルの基礎知識を中心に説明してゆきます。
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◆MACアドレス(ブロードキャストアドレス)

MACアドレスとは」で説明したようにMACアドレスは、次のように定義されるアドレスです。

ベンダー識別子(OUI) 各ベンダーが管理するアドレス
第1オクテット 第2オクテット 第3オクテット 第4オクテット 第5オクテット 第6オクテット

 最初の24bit分が、ベンダーコードで、「00:00:0C」ならCisco、「00:00:39」なら東芝、を表し、IEEEで管理されています。 残りの24bit分は、重複さえしなければ、ベンダーが任意に付けることができます。

 IPアドレスと同様にMACアドレスでも、予約されている番号があります。ブロードキャストアドレスとマルチキャストアドレスです。ここでは、ブロードキャストアドレスについて説明してゆきます。

 48bitの全てのビットが「1」の「FF:FF:FF:FF:FF:FF」というアドレスは、ブロードキャストアドレスとして予約されています。

 「FF:FF:FF:FF:FF:FF」のブロードキャストアドレスは、データリンク層レベルで、全ての宛先を意味し、このアドレスを宛先とするフレームは、ルータによって区切られるブロードキャストドメイン内の全ての端末に届きます。

 ARPなどのブロードキャストドメイン内の全ての端末と、通信を行いたい場合に、このブロードキャストアドレスが使用されます。


◆ブロードキャストの問題

ブリッジやスイッチは、このコリジョンドメインを分割するための装置で、データリンク層で動作します。

 送受信するフレームをMACアドレステーブルで管理します。その為、どのポートにどの機器がつながっているのか学習し、宛先ホストにつながるポートにだけにフレームを転送し、不要なフレームを他のポートに流さないことで、ブロードキャストドメインを分割しています。


ただし、宛先が全てを対象とするブロードキャスト(FF:FF:FF:FF:FF:FF)は、転送してしまいます。

ユニキャストであれば、データリンク層レベルで、NICが自分宛てかどうか判断して、自分宛でなければ破棄しますが、ブロードキャストを宛先とするフレームを受け取った端末は、自分宛だと判断して、上位層であるネットワーク層に、データを渡してしまうことになります。

 ブロードキャストが、自分宛であれば問題ありませんが、ブロードキャストの多くは、自分宛ではありません。自分宛でないブロードキャストの為に、CPU資源を浪費してしまうことになります。

 その為、ブロードキャストドメインのサイズが大きくなるとブロードキャストを受け取る端末が増加してくるので、問題になってきます。ブロードキャストドメインのサイズは、なるべく小さくなるように配慮して、ネットワークを構築する必要があります。

 また、IPのヘッダ内には、TTLがあり、生存時間というのがありますが、イーサネットヘッダには、TTLのような生存時間に該当するものがありません。つまり宛先に到達できないフレームは、いつまで経っても消滅しません。誤ってネットワークの構成をループ構成にした場合、ブロードキャストストームが発生し、ネットワークをダウンさせてしまう可能性もあります。

MACアドレスとは」 ← 前項 | 次項 → 「PCのMACアドレスを調べる(ipconfig /all)

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