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◆IPv6(インタフェースID その1)

※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
 資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。



IPv6(リンクローカルユニキャストアドレス)     
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IPv6(インタフェースID その2)

◆IPv6(インタフェースID その1)

 IPv6のインタフェースID は、リンク上でホストを識別するために使用されます。インタフェースID は、そのリンク上で一意である必要があります。

 

インタフェースIDは、64ビットあり、手動で設定することも、自動で設定することもできます。

64ビットの値を一意に設定する仕組みには、「EUI-64」と「匿名」という仕組みが用意されています。

●手動
●自動(EUI-64、匿名)


◆EUI-64

 MACアドレスを基に、64ビットのインタフェースIDを求める方式です。MACアドレスは、一意な値ですから、インタフェースIDも一意になるというわけです。

 しかし、ここで、疑問が沸いてきます、MACアドレスは、48ビットです。インタフェースIDは、64ビットですから、16ビット不足します。

そこで、「EUI-64」でインタフェースIDを生成するには、以下のフローで64ビットとして形成してゆきます。

●MACアドレス6バイトの、上位3バイトと下位3バイトをわけ、その間に「FFFE」を入れる。
●上位1バイト目の下位2ビット目(U/Lビット)を反転する。

分かりやすいように、下の図で、その形成方法を示してゆきます。

 

 例えば、ルータのF0のMACアドレスが、「000C.CE4B.B7A6」の場合のリンクローカルユニキャストアドレスをEUI-64形式で自動生成した場合は、次のようになります。

 

MACアドレス : 000C.CE4B.B7A6

MACアドレス6バイトの、上位3バイトと下位3バイトをわけ、その間に「FFFE」を入れます。

「00-0C-CE」+「FF-FE」+「4B-B7-A6」

上位1バイト目の下位2ビット目(U/Lビット)を反転します。

「00」 → 「02」

インタフェースIDは、

「02-0C-CE」+「FF-FE」+「4B-B7-A6」

になります。

リンクローカルユニキャストアドレスの上位64ビットは、「FE80::」ですから

「FE80」+「02-0C-CE」+「FF-FE」+「4B-B7-A6」

リンクローカルユニキャストアドレスは、

FE80::20C:CEFF:FE4B:B7A6

になります。

 次の「IPv6(インタフェースID その2)」では、「匿名アドレス」という仕組みを説明し、インタフェースIDを手動と自動で設定するのは、どのケースが適しているのかを説明してゆきます。


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IPv6(インタフェースID その2)

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