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◆switchport host(VLAN設定)

※動作確認は、Cisco2500、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
 資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。

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◆switchport host(VLAN設定)

Catalyst2950スイッチを使用して下のようなネットワークを構成します。

f0/8とf0/9はクロスケーブルで接続します。

 スイッチは、少し癖があります。例えば、Catalyst2950スイッチを使って構成した場合、IOSのバージョンが違うと違う振る舞いをします。


 この構成は、一見、下の図のように構成されたように思えますが、IOSのバージョンによっては、PC1からPC2への通信ができないのです。


 ちなみに、管理人が所有している他のCatalyst2950スイッチやアライドテレシス製のスイッチCentreCOM8624XLでは、PC1からPC2への通信は、成功します。

所有しているCatalyst2950スイッチで上の構成で通信できない場合は、「switchport host」の設定を疑ってみて下さい。

それでは、スイッチを設定してゆきます。


●スイッチの設定

まず、VLAN10とVLAN20を作成します。

Switch>enable
Switch#vlan database
Switch(vlan)#vlan 10 name vlan10
Switch(vlan)#vlan 20 name vlan20
Switch(vlan)#exit

作成したVLANをポートに割り当ててゆきます。

・f0/1〜f0/8までVLAN10を割り当てます。

Switch(config)#int f0/1
Switch(config-if)#switchport mode access
Switch(config-if)#switchport access vlan 10
(以下繰り返し)
 ・
 ・

・f0/9〜f0/16までVLAN10を割り当てます。

Switch(config)#int f0/9
Switch(config-if)#switchport mode access
Switch(config-if)#switchport access vlan 20
(以下繰り返し)
 ・
 ・

●「show vlan brief」の出力
Switch#show vlan brief
VLAN Name                             Status    Ports
---- -------------------------------- --------- -------------------------------
1    default                          active    Fa0/17, Fa0/18, Fa0/19, Fa0/20,
                                                Fa0/21, Fa0/22, Fa0/23, Fa0/24
10   vlan10                           active    Fa0/1, Fa0/2, Fa0/3, Fa0/4,
                                                Fa0/5, Fa0/6, Fa0/7, Fa0/8
20   vlan20                           active    Fa0/9, Fa0/10, Fa0/11, Fa0/12,
                                                Fa0/13, Fa0/14, Fa0/15, Fa0/16
30   vlan30                           active
1002 fddi-default                     active
1003 token-ring-default               active
1004 fddinet-default                  active
1005 trnet-default                    active


トランクの状態を確認します。「show interfaces trunk」コマンドを使用します。

Switch#show interfaces trunk

●「show interfaces trunk」の出力
Switch#show interfaces trunk

Port        Mode         Encapsulation  Status        Native vlan
Fa0/8       desirable    802.1q         trunking      1
Fa0/9       desirable    802.1q         trunking      1

Port      Vlans allowed on trunk
Fa0/8       1-4094
Fa0/9       1-4094

Port        Vlans allowed and active in management domain
Fa0/8       1,10,20
Fa0/9       1,10,20

Port        Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned
Fa0/8       1,10,20
Fa0/9       none

「Fa0/8」と「Fa0/9」が共に、Modeが「desirable」に、そしてStatusが「trunking」になっています。

「Fa0/8」と「Fa0/9」のポートをホストに設定します。

Switch(config)#int f0/8
Switch(config-if)#switchport host
Switch(config-if)#int f0/9
Switch(config-if)#switchport host


再度、トランクの状態を確認します。「show interfaces trunk」コマンドを使用します。

Switch#show interfaces trunk


●「show interfaces trunk」の出力
Switch#show interfaces trunk

今度は、何も表示されません。

PC1からPC2へPingができるか試してみます。

Pingができるようになりました。

 同じ、Catalyst2950スイッチでも、振る舞いが違う場合があります。また、コマンドの指定の仕方も機種やIOSで違う場合があります。スイッチは、ちょっと癖がある機械なので、うまくいかない場合は、いろいろ調べてみましょう!



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