@network Cisco・アライド実機で学ぶ > CCENT(ICND1)実機で学ぶ > SSHを使用したアクセス(その2)

 Rakuten
@network Cisco・アライド実機で学ぶ
◆SSHを使用したアクセス(その2)

※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
 資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。



◆SSHを使用したアクセス(その2)

SSHを使用したアクセス(その1)」の続きです。

ネットワークは、下図の通りです。


ここでは、Router_AのCLI SSHクライアントを使用して、ルータに接続してみます。

●show ip ssh


SSHが有効で、どのバージョンが使用されているかを確認するには、「show ip ssh」コマンドを使用します。

Router_A#show ip ssh

●「show ip ssh」の出力
Router_A#show ip ssh
SSH Enabled - version 1.99
Authentication timeout: 120 secs; Authentication retries: 3

 SSHを使用するルータやスイッチに接続するには、「Tera Term」などのGUIクライアントを搭載したターミナルソフトウェアを使用することもできます。

ここでは、Router_AのCLI SSHクライアントを使用して、ルータに接続してゆきます。

ログインオプションを表示してみます。

Router_A#ssh ?
  -c    Select encryption algorithm
  -l    Log in using this user name
  -m    Select HMAC algorithm
  -o    Specify options
  -p    Connect to this port
  -v    Specify SSH Protocol Version
  WORD  IP address or hostname of a remote system

Router_A#ssh -l admin ?
  -c    Select encryption algorithm
  -m    Select HMAC algorithm
  -o    Specify options
  -p    Connect to this port
  -v    Specify SSH Protocol Version
  WORD  IP address or hostname of a remote system

 Router_AのCLI SSHクライアントから、ユーザ名「admin」、パスワード「ccnaccnp」、Router_BのIPアドレス「192.168.1.2」を使用して、SSHセッションを確立します。

Router_A#ssh -l admin 192.168.1.2

Password:

Router_B#

Router_BにSSH接続すると、特権EXECモードのプロンプトが表示されます。

 なぜ、ユーザEXECモードではなく、特権EXECモードなのか、その理由は、adminユーザの特権レベルが15であるためです。

●show ssh

「show ssh」コマンドを使用して、ルータへのSSH接続を確認します。

Router_B#show ssh
Connection Version Mode Encryption  Hmac         State                 Username
6          1.99     IN   aes128-cbc  hmac-sha1    Session started       admin
6          1.99     OUT  aes128-cbc  hmac-sha1    Session started       admin
%No SSHv1 server connections running.

Router_BとのSSHセッションを終了します。

Router_B#exit

[Connection to 192.168.1.2 closed by foreign host]
Router_A#

 Telnetと同様な操作で、SSHのセッションをコントロールできます。例えば、「Ctrl」+「Shift」+「6」を押して、「x」を押して、セッションを切り替える操作などは同じです。

 これで、ルータのCLI SSHクライアントを使用したセキュアなターミナル接続の説明は終わります。Ciscoルータやスイッチでは、簡単にSSHを使用した接続ができるようになっています。

SSHを使用したアクセス(その1)」 ← 前項 | 次項 → 「SSHを使用したアクセス(PuTTY)その1





<ネットワーク資格の練習問題に挑戦>
CCNA練習問題に挑戦!(650問)
Network+練習問題に挑戦!(393問)
テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験
◆Cisco実機で学ぶ(CCNAルータ編)

ルータの概要・基本操作・設定1 (17項目)
ルータの概要・基本操作・設定3 (22項目)
IGRP・EIGRPの設定 (18項目)
アクセスリスト・ACLの設定 (14項目)
NAT・DHCPの設定 (8項目)
ルータの概要・基本操作・設定2 (17項目)
RIPv1・RIPv2の設定 (14項目)
OSPFの設定・デフォルトルートの伝播(16項目)
WANの設定 (10項目)
ARP・RARP・Proxy ARP(12項目)
◆Cisco実機で学ぶ(CCNAスイッチ編)

スイッチの基本操作・設定 (14項目)
VTP・スパニングツリーの設定 (12項目)
MACアドレスの管理・VLANの設定 (12項目)

◆アライドテレシス実機で学ぶ

基本操作・設定 (11項目)
OSPFの設定 (9項目)
ポリシールーティング・VRRPなど (12項目)
VLAN・マルチホーミング・RIPの設定 (10項目)
STP・ポートトランキングなど (14項目)

<関連メニュー>
CCNA実機で学ぶ
CCNP実機で学ぶ
CCENT(ICND1)実機で学ぶ
SDMで設定する(Cisco実機で学ぶ)
CCENT・CCNA無線実機で学ぶ
アライドテレシス実機で学ぶ
TCP/IP入門・無料ネットワークツール
PLCでホームネットワーク構築

Copyright(c)2006- @network Cisco・アライド実機で学ぶ All rights reserved.