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◆サブネット分割

※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
 資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。


◆サブネット分割

ここでは、サブネットマスクを使ったサブネット分割について説明してゆきます。

 「デフォルトのサブネットマスク」では、サブネットマスクが、IPアドレス上のネットワークアドレス部分とホストアドレス部分の間仕切り位置を示すために使用するものと説明しました。

サブネットマスクは、以下のルールで作成します。

 ネットワーク部分 ・・・ 1
 ホスト部分     ・・・ 0

サブネットマスクは、IPアドレスと同じく、32ビットで構成されます。

それでは、サブネット分割をクラスBのネットワークアドレスを使って説明してゆきます。

クラスBは、最初の16ビットがネットワークアドレスで、残りの16ビットがホストアドレスです。

 クラスBのアドレスを例にとると、最初の16bitがネットワークアドレスで残りの16bitがホストアドレス、この

16ビット目と17ビット目の境目がネットワークアドレスとホストアドレスの境界になります。

クラスBのホストアドレス数は、65,534個あります。

クラスB ・・・ 216 -2 = 65,534

 ホストアドレスが、16ビット分も必要がない時、ネットワークアドレスとホストアドレスの境界をホストアドレス側にずらして、ネットワークアドレス部分を拡張するのが、サブネット分割です。

この分割されたネットワークのことをサブネットといいます。

ホストアドレス側に8ビット分をずらすと下の図のようになります。


 例えば、ネットワークアドレス「150.10.0.0」は、デフォルトのサブネットマスクが、「255.255.0.0」で、ホスト数は、65,534の大きなクラスBのネットワークアドレスです。

サブネットマスクを、

「255.255.0.0」→「255.255.255.0」にすることで、

サブネットアドレス部のビット数は、8ビット分確保されます。

その8ビットの組み合わせは、0〜255までの256種類あります。

28 = 256種類

分かりやすくするため、図で分割されたサブネットを表してみました。

※第3オクテットのみ10進数で表現しています。


 ホストアドレスから8ビット借りて、ネットワークアドレスを拡張したことによって、256個のサブネット分割に分割されます。

 150.10.0.0/24 (第0サブネット)
 150.10.1.0/24 (第1サブネット)
 150.10.2.0/24 (第2サブネット)
      ・
      ・
 150.10.254.0/24 (第254サブネット)
 150.10.255.0/24 (第255サブネット)

1つのサブネットに付き、256(28)個のホストアドレスを持ちます。※端末に割り振れるのは、254個。

したことにより、256個のホストアドレスを持つ、256個のサブネットに分割されます。

 このように、サブネット分割を行うことによって、ネットワークの規模に合わせたサブネットを作成することが可能になります。

 ここの説明で出てきた、「/24」という表記の仕方は何でしょうか?次の「サブネットマスク(CIDR表記)」では、CIDR表記について説明してゆきます。

デフォルトのサブネットマスク」 ← 前項 | 次項 → 「サブネットマスク(CIDR表記)





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