@network Cisco・アライド実機で学ぶ > アライドテレシス実機で学ぶ > VLAN間通信(その1)

 Amazon

@network Cisco・アライド実機で学ぶ
◆VLAN間通信(その1)
※動作確認は、CentreCOM8624XLでのみ行っております。他のアライド製品においても類似点が多いと思うので参考になると思います。詳細についてはアライドテレシスのサイトで、ご確認下さい。
 資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。

スポンサードリンク

◆VLAN間通信(その1)

 下の図を見て下さい。VLAN10同士、VLAN20同士の通信はできますが、VLAN10⇔VLAN20間の通信はできません。



 それは、VLAN10、VLAN20は仮想的な、スイッチに分けられていて、VLAN10とVLAN20は、つながれていない状態になっているからです。



 VLAN10、VLAN20間で通信を行うには、下の図のようにVLANをサポートしているルータを介して通信を中継してあげる必要があります。


 ここでルータを介して中継すると書きましたが。レイヤ3スイッチであれば、ルーティングの処理ができるので、VLAN間通信をスイッチに任せることで、ルータを使わなくてもVLAN間の通信を中継させることができます。



通信を中継させるには、スイッチにルーティング処理をさせなければなりません。

ルーティングには、大きく分けると次のような種類があります。

●動的ルーティング
 ルーティングプロトコルを使ってルーティングさせる方法です。

●スタティックルーティング
 管理者が手動で経路を設定する方法です。宛先ネットワークとNEXTHOPアドレスやパケットが出てゆくインタフェースなどを指定します。

 ここでは、スタティックルーティングを行います。しかし、VLAN10、VLAN20は、内部ルータに直接接続されているイメージになりますので、スタティックルートの設定は、必要ありません。コネクテッドは、スタティックルートの設定をしなくとも自動的にルートができあがるからです。

 ルーティングを行わせるには、ルーティングは、3層の仕事ですから、インタフェースにIPアドレスを振らなければなりません。ルータなら、物理インタフェースにIPアドレスを振ってルーティングの設定を行えば、よいのですが、レイヤ3スイッチの場合は、どうしたらよいのでしょうか?

 レイヤ3スイッチでは、VLANを作成して、VLANごとにIPアドレスを割り当てます。複数のポートを一つの仮想インタフェースのように扱うことで、ルータと同じような感覚で利用することができます。


それでは、VLAN間ルーティングの設定を行ってゆきます。

レイヤ3スイッチで、IPアドレスを扱えるようにするには、IPモジュールを有効にして、VLANにIPアドレスを割り当てて、ルーティングの設定を行います。

まずは、IPモジュールを有効にするために、「ENABLE IP」コマンドを使用します。

●ENABLE IP
Manager > enable ip

Info (105287): IP module has been enabled.

 IPモジュールは、デフォルトでは無効です。IPモジュールを有効にすることで、IPによる設定ができるようになります。IPモジュールを無効のままで、設定しようとすると警告が表示されます。IPによる構築を行う際には、忘れずにこのIPモジュールを有効にしておきましょう。

VLANにIPアドレスを割り当てるには、次のコマンドを使います。

ADD IP INTERFACE=vlan-if IPADDRESS={ipadd|DHCP} [MASK=ipadd]

vlan-if: VLANインターフェース(VLAN-nameかVLANvidの形式。nameはVLAN名、vidはVLAN ID)
ipadd: IPアドレスまたはネットマスク

●ADD IP INTERFACE
Manager > add ip int=vlan10 ip=192.168.10.254 mask=255.255.255.0

Info (105275): interface successfully added.


●スイッチのコンフィグ
Manager > create vlan=vlan10 vid=10
Manager > create vlan=vlan20 vid=20
Manager > add vlan=vlan10 port=1,3,5,7
Manager > add vlan=vlan20 port=2,4,6,8
Manager > enable ip Manager > add ip int=vlan10 ip=192.168.10.254 mask=255.255.255.0 Manager > add ip int=vlan20 ip=192.168.20.254 mask=255.255.255.0

●端末側の設定

・VLAN10に所属する端末のデフォルトゲートウェイ ・・・ 192.168.10.254
・VLAN20に所属する端末のデフォルトゲートウェイ ・・・ 192.168.20.254

 ルーティングテーブルを確認するには、「SHOW IP ROUTE」コマンドを使用します。Ciscoルータと同じコマンドなので、なじみやすいと思います。

●SHOW IP ROUTE
Manager > show ip route

IP Routes
-------------------------------------------------------------------------------
Destination       Mask              NextHop             Interface           Age
DLCI/Circ.        Type     Policy   Protocol            Metrics      Preference
-------------------------------------------------------------------------------
192.168.10.0      255.255.255.0     0.0.0.0             vlan10#           21359
-                 direct   0        interface           1                     0
192.168.20.0      255.255.255.0     0.0.0.0             vlan20            21339
-                 direct   0        interface           1                     0
-------------------------------------------------------------------------------

これで、VLAN10に所属する端末から、VLAN20に所属する端末へ通信ができるようになります。



<ネットワーク資格の練習問題に挑戦>
CCNA練習問題に挑戦!(650問)
Network+練習問題に挑戦!(393問)
テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験
◆アライドテレシス実機で学ぶ

基本操作・設定 (11項目)
OSPFの設定 (9項目)
ポリシールーティング・VRRPなど (12項目)
VLAN・マルチホーミング・RIPの設定 (10項目)
STP・ポートトランキングなど (14項目)

◆Cisco実機で学ぶ(CCNAルータ編)

ルータの概要・基本操作・設定1 (17項目)
ルータの概要・基本操作・設定3 (22項目)
IGRP・EIGRPの設定 (18項目)
アクセスリスト・ACLの設定 (14項目)
NAT・DHCPの設定 (8項目)
ルータの概要・基本操作・設定2 (17項目)
RIPv1・RIPv2の設定 (14項目)
OSPFの設定・デフォルトルートの伝播(16項目)
WANの設定 (10項目)
◆Cisco実機で学ぶ(CCNAスイッチ編)

スイッチの基本操作・設定 (14項目)
VTP・スパニングツリーの設定 (12項目)
MACアドレスの管理・VLANの設定 (12項目)
<関連コンテンツ>
VLANとは
ポートベースVLAN
ポートベースVLAN(カスケード接続)
ポートベースVLAN
ポートベースVLAN(カスケード接続)
タグVLAN
VLAN間通信(その1)

<関連メニュー>
CCNA実機で学ぶ
CCNP実機で学ぶ
アライドテレシス実機で学ぶ
TCP/IP入門・無料ネットワークツール

Copyright(c)2006- @network Cisco・アライド実機で学ぶ All rights reserved.