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◆RIP Version1
※動作確認は、CentreCOM8624XLでのみ行っております。他のアライド製品においても類似点が多いと思うので参考になると思います。詳細についてはアライドテレシスのサイトで、ご確認下さい。
 資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。

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◆RIP Version1

 ルーティングプロトコルのアルゴリズムには、大きく分けて2種類のアルゴリズムがあります。1つは、小規模ネットワーク向けのディスタンスベクターで、もう1つは、中大規模向けのリンクステートです。

 RIPは、歴史あるルーティングプロトコルでディスタンスベクターに分類されます。特徴としては、30秒に1回の割合で、隣接ルータに自分の持っているルーティンテーブルのコピーを交換します。

 メトリックには、宛先ネットワークまでに経由するルータの数が使用され、最も経由するルータの数が少ないルートを採用します。RIPの最大ポップス数は、15に制限され、16は到達不能になります。

 ディスタンスベクタールーティングプロトコルの特徴として、バケツリレーでルーティング情報を交換することから、ネットワークの構成が変化した場合に各ルータがコンバージェンスするまで時間がかかってしまうことが挙げられます。

 そのため、ルーティングループが発生しやすい特徴があります。このループを防ぐためにスプリットホライズン(Split Horizon)などのアルゴリズムが採用されています。

RIPの紹介は、これぐらいにしておいて、早速、RIPでネットワークを構築してみましょう。

まずは、RIPを設定するためのコマンドを把握しておきましょう!


●スタティックルートを設定するコマンド

ADD IP RIP INTERFACE=vlan-if [IP=ipadd] [SEND={NONE|RIP1|RIP2|COMPATIBLE}] [RECEIVE={NONE|RIP1|RIP2|BOTH}] [DEMAND={YES|NO}] [AUTHENTICATION={NONE|PASSWORD|MD5}] [PASSWORD=password]

vlan-if: VLANインターフェース(VLAN-nameかVLANvidの形式。nameはVLAN名、vidはVLAN ID)
ipadd: IPアドレス
password: パスワード(1〜16文字)

SEND: 送信するRIPパケットのフォーマット。NONEは送信しない。RIP1はバージョン1形式、RIP2はバージョン2形式で送信する。 COMPATIBLEはバージョン2形式で送信するが、RIP1互換の経路エントリー(クラスフルなネットワークアドレス)しか送信しない。デフォルトは RIP1。

RECEIVE: 受信するRIPパケットのフォーマット。NONEは受信しない。RIP1はバージョン1形式のみ受信。RIP2はバージョン2形式のみ受信。BOTHは バージョン1、2ともに受信するが、ナチュラルサブネットマスク(クラス標準マスク)を使用したネットワークアドレスしか受信できない。デフォルトは BOTH。

DEMAND: トリガーアップデートを使用するかどうか。デフォルトはNO。

AUTHENTICATION: RIP Version2使用時の認証方式。PASSWORDは平文テキストのパスワード、MD5は鍵付きMD5によるメッセージダイジェスト、NONEは認証を行わない。デフォルトはNONE。



 上のコマンドを見てRIPを設定するコマンドが、長いように思われるかもしれませんが、RIP1を設定するだけであれば、そんなにコマンドは、長くなりません。オプションを省略した場合は、デフォルト値が使われるからです。AUTHENTICATIONは、RIP Version2使用時の認証方式の指定です。

 それでは、コマンドを把握したところで、「スタティックルーティング」で使った下図のネットワークをRIPで構築してみましょう。



●RIPの設定方法

RIPのパケットを送受信するインタフェースを指定します。

例えば、SW1では以下の設定を行います。

add ip rip int=vlan-default
add ip rip int=vlan20


●インターネットへのルートについて

 インターネットへの経路としてデフォルトルートを指定します。デフォルトルートの指定は、宛先ネットワークの指定を「0.0.0.0」で指定します。

ADD IP ROUTE=0.0.0.0 INT=vlan-default NEXTHOP=192.168.1.254


●ブロードバンドルータの設定について

 インターネットの接続点となるルータは、ブロードバンドルータで代用します。RIPの歴史は古く伝統的なルーティングプロトコルです。ブロードバンドルータでもRIPをサポートしている場合が多いので、お持ちのブロードバンドルータがRIPをサポートしているか確認してみて下さい。ここでは、ブロードバンドルータにRIPの設定をしてみます。

下の図は、ブロードバンドルータに、RIPを設定した例です。




●SW1のコンフィグ
create vlan=vlan10 vid=10
create vlan=vlan20 vid=20

add vlan=vlan10 port=1-8
add vlan=vlan20 port=22,24

enable ip
add ip int=vlan-default ip=192.168.1.253 mask=255.255.255.0
add ip int=vlan10 ip=192.168.10.254 mask=255.255.255.0
add ip int=vlan20 ip=192.168.20.254 mask=255.255.255.0

add ip rip int=vlan-default
add ip rip int=vlan20

add ip route=0.0.0.0 int=vlan-default nexthop=192.168.1.254

●SW2のコンフィグ
create vlan=vlan20 vid=20
create vlan=vlan30 vid=30

add vlan=vlan20 port=1,3
add vlan=vlan30 port=17-24

enable ip
add ip int=vlan20 ip=192.168.20.253 mask=255.255.255.0
add ip int=vlan30 ip=192.168.30.254 mask=255.255.255.0

add ip rip int=vlan20

add ip route=0.0.0.0 int=vlan20 nexthop=192.168.20.254


 設定ができたところで、RIPで経路情報がやり取りされているかどうか、ルーティングテーブルを表示して確認してみましょう!


●スイッチ1の「show ip route」のログ
Manager > show ip route

IP Routes
-------------------------------------------------------------------------------
Destination       Mask              NextHop             Interface           Age
DLCI/Circ.        Type     Policy   Protocol            Metrics      Preference
-------------------------------------------------------------------------------
0.0.0.0           0.0.0.0           192.168.1.254       vlan1               159
-                 direct   0        static              1                   360
192.168.1.0       255.255.255.0     0.0.0.0             vlan1               163
-                 direct   0        interface           1                     0
192.168.10.0      255.255.255.0     0.0.0.0             vlan10#             162
-                 direct   0        interface           1                     0
192.168.20.0      255.255.255.0     0.0.0.0             vlan20              161
-                 direct   0        interface           1                     0
192.168.30.0      255.255.255.0     192.168.20.253      vlan20              160
-                 remote   0        rip                 2                   100
-------------------------------------------------------------------------------


RIPで経路情報がやり取りされているのがわかると思います。

ここで、構築したネットワークを、今度は、「RIP Version2」でルーティングさせてみましょう!

続きは、「RIP Version2」で紹介します。



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